永久脱毛は病院で受けるべきなの?

患者に話し掛ける看護師

永久脱毛について調べはじめたばかりの人にとっては、永久脱毛はエステティックサロンで受けるものだと思い込んでいる人も多いかもしれません。テレビCMや交通広告に積極的に脱毛の広告を出稿しているのは大手のエステティックサロンばかりですから、そうしたイメージを持つのもしかたがないと思います。しかし、じつはエステティックサロンでは永久脱毛を受けられないことはご存知でしょうか。

「永久脱毛」とは

そもそも永久脱毛とは何を指しているのでしょうか。文字通り「永久に体毛が生えなくなること」であればわかりやすいのですが、じつはそうではありません。どんな脱毛手段であっても100%絶対に再び発毛しないと言い切れるものはないんです。

では、永久脱毛とは何なのでしょうか。正確な言葉の定義は残念ながらなされていないようなのですが、あえて定義をするのであれば、私ならば「以下のようにまとめます。

永久脱毛とは、「毛乳頭という体毛を生やす役割の細胞を破壊し、再び発毛する可能性を著しく低下させる医療行為」です。

1987年に設立され、現在約300名の会員を持つ「日本医学脱毛協会」という団体によると、永久脱毛は法律で定められた医療行為であり、医師以外のものが行えば医師法第17条に反することになるとしています。

エステの脱毛は違法行為なの?

では、エステティックサロンで行われている脱毛施術はすべて違法なのでしょうか。私は法律の専門家でも裁判官でもありませんのではっきりしたことはいえないのですが、私の考えでは白とも黒ともつかないグレーゾーンなのだと理解をしています。

エステの広告やメニューの表示などをよくよく見てみると、じつは「永久脱毛」という表現を使用していることはほとんどありません。とくに、大手では皆無かと思います。

これはなぜかというと、「永久脱毛」という表現を使ってしまうと、警察などに違法と判断されてしまう可能性が高いためです。逆に言うと、美容外科や美容皮膚科ではないエステサロンが永久脱毛をうたっている場合は、法律知識がない(もしくは法律を守るつもりのない)ちょっと危ない業者だと判断できるかもしれません。

病院の脱毛とエステの脱毛の違い

「けっきょく、病院とエステとで受けられる脱毛って何の違いがあるの」という疑問はごもっともです。私がそれを尋ねられたときは、下記に挙げる3つのポイントをいつも話しています。

  1. 機器や薬剤の違い
  2. 効果の違い
  3. トラブル時の対応

上から順番にご説明していきます。

まず、機器の違いですが、医師免許のないサロンなどでは危険性を考えて強力な機器や薬剤を使用できません。たとえるなら、処方箋と市販薬の違いようなものでしょうか。医師にきちんと診てもらえば効き目の強いお薬を買うことができますが、そうでない場合は副作用のリスクを考えて弱いお薬しか買えません。かつて、悪質な脱毛業者によって火傷などのトラブルが頻発したために、こうした規制ができたんです。

2番めの理由になりますが、いま書いたとおり効き目の強い機器や薬剤は美容外科や美容皮膚科などのクリニックでしか扱えません。そのため、当然効果は脱毛サロンより脱毛クリニックのほうが上になりますし、施術の回数も少なくて済むことが多いんです。

最後に、トラブル時の対応です。脱毛はどんなものであれお肌に負担をかける行為に違いがありません。どれだけ慎重に施術が行われたとしても、火傷や痛みなどのトラブルの可能性はゼロとはいえないんです。

可能性が少ないとはいえ、万が一トラブルがあったときのこと考えてください。医師免許を持ったお医者さんの運営している医療機関の方が安心できるのではないでしょうか。

とはいえ、金額の違いなどもあるのでクリニックを選ぶのかサロンを選ぶのかは個人の判断ではあります。メリットとデメリットをよーく考えて、納得のいく結論を出してくださいね。

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